Apple Watchによる音声入力記事を読んで

10月15日の記事で、「Apple Watch、医療現場でも活躍。医師が口述で電子カルテを自動入力」

というタイトルの記事を読みました。偶然にも知人からもこの記事の事を知らされました。

この記事では、医者が電子カルテに直接入力をするのではなく、Apple Watchに向かって口述することで、電子カルテへその内容がAIのフィルターを通して、「最も関連性の高いデータ」が電子カルテに追加されるそうです。

詳細は分かりませんが、このAIのフィルターっていうのが、みそなんだなと思います。

皆さんご存知の通り、音声入力のテクノロジーはどんどん進化していて、個人的には「範囲や分野を限れば問題なく使える」と感じています。

ところで、地方の病院で働かれているスタッフさんの高齢化率は結構高いです。

そして私の経験では、高齢のスタッフの方の中には、「業務の電子化をしましょう」というと、まず電子デバイスやキーボード、タブレット上やスマホ上のフリック入力用のキーボードに驚くほどの嫌悪感を示される方がある一定数いらっしゃいます。

それでも、人手不足の地方ではそういう方々も大事なスタッフですので、ないがしろにはできません。私の場合、キーボードだけでなく、タッチペンや音声入力といった複数の入力方法を提案したり、電子デバイスによる入力を練習していただく期間を設けて、徐々に慣れていただくことを提案したりしています。

それでもはじめから新しい仕組みを拒む傾向のある人に、紙の用紙への記入から、電子デバイスへの情報入力のお願いは大変なことが多々あります。

そのような方と一緒に仕事をする機会の多い私からすると、今回のApple Watchで音声入力というのは結構画期的ではないかと感じました。

何といっても、まず入力装置が時計なので、腕に巻くだけで、タブレットやスマホのように手で持つ必要がありません。

これにより、動きながら仕事をすることの多い医療スタッフは、データ入力の自由度が高まります。

そしてマイクも必要とせず、「時計に向かってしゃべる」ことで、データが入力できるので、あらかじめ入力の必要な情報のテンプレートのようなものを用意しておき、それに沿ってなるべく定型的な言葉をしゃべるようにしておけば、書くことの何倍も速い入力ができるのではと思いました。

 

私は、今後音声入力は、「音声のデータの解析」のソフトウェアだけでなく、入力装置というハードウェアも結構形を変えていくのではと考えています。

なにしろ、医療現場ではみな忙しく立ち働いており、両手はできるだけ空いているほうが良いわけですから。今回は時計だったわけですが、そのうち「指輪」のようにさらに小さいデバイス(?)を使ってデータ入力されるのが一般的になるのではと感じています。

 

そして、このような音声入力だけでなく、このような電子デバイスが、色々な電子カルテと直接つながり、身体的なデータ(血圧、脈拍等)が自動計測され、電子カルテに自動入力されるようになるんじゃないかと思います。

そうなれば医療現場も随分と楽になるのではと思います。

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