谷病院様 診療報酬改定対応へのアクションをスタート

あなたは、医療費の価格がどのようにして決まるか知っていますか?

病院で提供される治療、投薬などの価格は、厚生労働省が2年毎に決める「診療報酬」に事細かく決められていて、医療機関はこのルールに従って利用者に請求を行います。

そして今年、最新の診療報酬改定の基本方針が発表されました。

その目玉が「医師の働き方改革」です。

要するに、「医療に従事する人の働く時間を減らして、医療スタッフの負担を減らし、医療コストも減らしましょう」ということだと思います。

これがどのように診療報酬に関係してくるのか、今の時点では私には今ひとつピンときませんが、私自身はいい機会だと思っています。

今まで何度かこのブログで書いてきた通り、医療業界、特に地方ではあまりにも日常業務に「紙の手作業が多い」と思うのです。

ただ、現場の方々はずっとそれが慣れ親しんできた方法なので、私のような第三者がいきなり「電子化して時間短縮しましょう」と言っても、「はぁー、何それ?」となります。

ですので、ちょうど厚生省のこの発表をきっかけにして、医療の現場で働く人も今までの自分の働き方を見直すいいチャンスだと思うのです。

そしてもちろん、その見直しは小手先でなく、本当に医療現場で働く方々が、今までより短時間で質が高い医療サービスが提供できるようになる必要があると思います。

 

それで私が谷病院様に提案したのが業務毎の時間測定と改善活動です。

もちろん、これは今までにも数多くの病院や施設でチャレンジされてきた課題です。

 

その手順は次の通りです。

1.業務を行いながら簡単で正確な測定ができる。

2.結果を短期間で可視化し職員で共有する

3.改善のターゲットとなる業務を、仕組みや電子化などで改善する。

4.改善後は1~3を繰り返す。

そしてもう一つ大切なことは、これらを職員同士で共有することだと思います。

 

いわゆる「トヨタ方式」ですね。

製造業ではかなり昔から使われてきた手法です。

今回は測定、可視化、そして改善にはITの力を借ります。

1~3の改善活動を、今までにはなかった短期間で回して業務の改善を図るためです。

また、測定もできるだけ担当者の方々に負担をかけない方法で、何回でも実施できるようにしたいと考えています。

測定にはToggl(ストップウォッチのイメージで簡単にスタート・ストップをセットできる)

可視化にはTableauを使用して、Togglから吐き出される測定結果のデータをグラフ化します。

業務の改善(時間短縮)については、私は大きく2つのポイントがあると思います。

1つめが働き方の仕組みそのものです。(シフト勤務、休日出勤、研修、残業等の取り方等)

そして2つめは、「情報共有」にあるんじゃないかと考えています。

 

この2番目の項目について特に焦点を当てようというのが今回の取り組みです。

 

ここで言う情報共有とは、単に職員同士だけではなく、過去の情報を、「今いつでも見られる」ということも含みます。

医療スタッフが何かの決定をする時に、そのような情報を全て頭に入れて行動できれば

より正確な決断が早くできるようになるのではと思います。

 

そのための道具がKintoneと、それを取り巻く「プラグイン」と呼ばれるアプリです。

谷病院様では、私のこの考えを採用いただきこれから実際の業務を測定することになりました。

そしてこの「測定」ですが、具体的には、谷病院様で働くスタッフを5つのカテゴリーに分け、それぞれで日頃行われる業務を定義し、その業務毎に時間を測定していただくこととなりました。

5つのカテゴリーとは、医師、看護師、看護補助者、給食、事務処理です。

多分年明け早々には測定がスタートできるのではと思っています。

結果はまたこのブログにてご紹介したいと思います。

 

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