高度成長時代のつけの清算

あなたの会社ではこんな経験はありませんか?

以前は景気もよく、会社全体として利益がかなり上がっていたので、

割と大ざっぱに仕事を進めていたのが…

今はそれほど利益が上がらなくなり、気がつくと

  • 結構人が余っていたり、
  • 本当にこんな事必要なのっていう仕事があったり…
  • そこまでする必要があるのっていう仕事があったり…
  • 今いる社屋が古くて南海大地震が来たらアウトと言われたり…

 

だけども色々なことが硬直していて、

いまさら簡単に人を減らすことは出来ないし、

今までやってきたことを急に変えるのは不安があるし…

今更ビルの建て替えなんて…

 

もちろんこれは、私が社長になった時に直面した問題です。

誤解されると困るのですが、私は高度成長時代の経営を非難しているのではありません。

その当時はそのように経営することが良かったわけですので…

ただ、時代は移り変わるので、その時代に合った経営が必要になるだろうということです。

 

私は、これから人口が少なくなる高知(地方)でビジネスを続けていくために、

もちろん新しい人の雇用についての心配をしていますが、

同時に「調子良かった頃のつけの精算方法」についてもよく考えます。

 

例えば会社が2つの事業を展開していて片方は少し赤字だったのですが…

片方は大幅に黒字で、全体としては黒字ということで2つの事業を継続していたのが、

年が経ち、黒字のビジネスの利益が大幅に減り、もう片方は相変わらずの赤字…

結局全体として収支がトントン・・・(ならまだいいのですが)

これではジリ貧で、会社の先行きがかなり心配な状態になります。

 

こんな時あなたはどうしますか?

 

私は新卒後の30年間のほとんどを東京で過ごし、さらに外資系のコンピュータ会社で働いていました。

外資系と言ってももちろん色々ありますが、私の在籍した会社はこんな場合、まず人を減らします。もちろん「会社都合」です。

でも、地方で中小企業を経営する日本人としては、なるべくこの方法は取りたくないし、第一とろうとしても法律上なかなかそれは出来ません。

 

私が心がけているのは多分あなたもよくご存知のような、「当たり前の事」です。それは・・・

1.まず職員とこの厳しい状況を共有する。

今の会社の状況を説明し、職員全員が「ピンチだ」という気持ちを共有する。

2.職員の作業の効率化

そもそもその仕事が必要なことかを見直し、そうでなければやめてしまう。

コンピュータ化することで、職員が同じことを短時間でできるようにする。

同様に、職員同士の連絡、情報を共有する仕組みを、紙からタブレットのような電子機器に代えることで、瞬時に行えるようにする。

3.新しい仕事を探す。

これは、もちろん「今の職員ができる」という制約条件が付きます。

個人的には、今の職員がやっている仕事の中で、お客様との接点を見直し、「その近くで」お客様の業務を観察し、

お客様が「しんどいなー」と思っていることを、こちらで出来ないか考えてみることです。

2の作業で職員の時間に余裕ができ、新しい仕事が受けられれば最高ですよね。

 

私は、業務を小さくするのは気が進みません。

私の過去の経験から、そのような会社はかなりの確率で消えていくからです。

だからといって、全く新しいビジネスを新しい職員で展開するのは危険が大きすぎるし、

全く新しい仕事を、今までの職員で・・・というのも無理があります。

ですので、今までのしごとの延長にあるような「新しい仕事」をなんとか見つけて、

会社の付加価値を上げ、売上を増やすことが出来ないかということを模索しています。

 

いかがでしょうか?あなたの会社は、昔のつけをどのように清算しましたか?

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