自動清掃ロボット ROBO Cleaperのデモを見た

この文章を書いているのが6月13日ですが、中西金属工業株式会社様に、以前からお願いしていた、ROBO Cleaperという自動清掃ロボットのデモを見せてもらいました。

このロボットの概要説明はこちらです。

自動清掃のロボットに期待するのは基本的には、「どれだけ人間の作業時間を減らせるか?」ということです。そして、それを実行するにあたって私が重要と考える条件は次の3点です。

1.人の目がなくとも安全であること

2.音の大きさ

3.動かすための設定作業が簡単なこと

これらは、私達のお客様が病院だということもありますが、そうでなくとも清掃を行う方から見れば、割とふつうのことじゃないかと思います。

それで、こちらが実際に動いている動画2本です。

2つとも特に意識して撮影したわけではないので、色々声が入ったりして雑ですが、おおよそどんな感じで動くのかを見ていただければと思います。2本めは実際にタンクに水をいれて、水洗い・吸引をしながら動く場合で、こちらは音に気をつけていただければと思います。

 

私のその場で見た感想は次の通りです。

1.最初の経路設定:

本体とPCをケーブルで接続し、専用の管理ソフトをPCにインストールし、設定作業を行う。画面が英語なのが残念でしたが、作業領域の読み取りは自動で行われ、経路の設定もドラッグ&ドロップ作業がメインで、難しさは感じませんでした。

 

2.動き:

予想通りスムーズで障害物も結構スイスイかわす。(スイスイは言いすぎかもしれませんが…汗)スピードも、もちろん設定できますし、障害物を避ける機能、そして丸い形状と合わせて考えると、安全性としてはかなり高く感じました。

 

3.音の大きさ:実際に測定したわけではありませんが、現在使用しているペンギンワックス社のMy16Bと同等かそれ以下に思えました。

 

4.その他:

私なりの気づきですが、このような自動清掃ロボットとなると、これはもやはコンピュータです。ですから、これは単なる金属の塊ではなく、ソフトウェアを伴うものとして考える必要があると思います。

それで気になって、「購入後のソフトウェアアップデートは有償ですか?そしてアップデートはどのように行うのでしょうか」と先方にお伺いしてみました。

これに対する回答は、「無償で提供され、PCを本体と接続し本体側からアップロードします」とのことでした。

以上、デモを見た限りの大まかな私の感想ですが、結局は「結構良いな」と思いました。

 

ただ、大きな問題があります。

それは、「清掃は単純作業ではない」ことです。

 

私も改めてお客様の病院内を見て回り、感じたのですが…

今回であれば、外来のある1階のフロアが、このロボットが威力を発揮しやすい場所と思えます。

要するに、「病室から遠くて広くて平らな」場所なのですが、そのような場所でさえ、利用者様が座る椅子、雑誌を置くためのマガジンスタンドなどの色々な「障害物」が、フロア上に分散して置かれています。

清掃スタッフは経験上、これらをうまくよけて、直接は目の届かないような隅や、椅子の下などを「手際よくきれい」にします。

 

このROBO Cleaperという機械は重さがカタログベースで275キログラム、幅X奥行X高さのサイズが、それぞれ850、925,880(mm)で、見た目には結構大きいです。

 

ですので、そのような椅子の下、マガジンラック周辺、(そしてもちろん壁際も)では、このロボットで清掃ができません。

正直なところ、このロボットが威力を発揮するには今回の病院のフロアは「狭い」と思いました。最初に書きましたが、「この広さでは清掃スタッフの作業時間をそれほど減らせない」という結論です。

それとこれは私達のお客様の建屋の特長なのですが、「各病棟が分散して建っている」のです。病棟間には一般の道路が通っていて、そこを300キロ近い筐体を移動させるのが一苦労となります。

これらの理由から、今回はこのロボットの導入は見送ることにしました。

 

ただ、病院の特徴上、「音と安全性への制約」は他の施設と比べると、格段に厳しいので、逆に考えれば、病院以外の施設ではこのロボットは「かなり使える」と感じました。

 

個人的には、今回のデモくらいのスピードであれば、(もちろん障害物の手前で止まるという情報を知っていることも重要ですが)身の危険を感じる事はありません。

 

音の問題も、夜中あるいは人通りの少ない時間帯に動かせば、問題は無くなると思います。

ですので、私はそのような施設をお持ちの会社様には、今後この自動走行のロボット清掃機をご紹介することをしたいと考えています。

会社であれば、職員の働くあるいはお客様が来られる場所を「清潔に保つ」ことは絶対必要なのに、そもそも人が少なく、清掃員のなり手が非常に少ない地方では、今後絶対このようなロボットの必要性は増していくと思います。

 

SNSでもご購読できます。