
今までは、仁生会病院を利用される方々に、直接サービスを提供する私たちのスタッフをご紹介しましたが、今回は全くの裏方さんになります。
裏方さんとはいっても、入院患者さんの衣服の洗濯の配送という、とても重要な役割を持っている人です。
それではさっそくインタビューの内容をご紹介します。
(私)
Xさんの業務内容を教えてください。
(X)
病院の患者さんの洗濯物の回収と配達です。午前中はユニティ病院と三愛病院を回って、午後からは、細木病院の本館、新館、南館を回ります。それと四国医療さんですね。
(私)
Xさんが業務をする時に気をつけていることってどんなことがありますか?
(X)
そうですね。なるべく淡々と業務に徹してますね。とにかく、業務をスムーズにこなすことに集中しています。ただ、あいさつなんかはきっちりするようにはしています。
それと、洗濯物なので、衛生面には注意しています。
手袋もしていますし、回収した洗濯物が、直接これから配達する洗濯物に触れないようにするとかですかね。
あと、やはり間違って配達しないようにという点では、かなり気を使いますね。これは、以前は結構あったんですが、積善会と病院様、そして四国医療様に直ぐに状況を説明し、改善をして今はほぼなくなりました。
今では、見たら分かるようになったんで、おかしいなと思ったときは、その場で言います。
(私)
Xさんは、洗濯物の配送業務ということで、チームとして働くということを意識していますか?
(X)
そうですね。正直なところ、トラブルになったときは意識しますね。(笑)それは、積善会の社員の方だけでなく、病院の職員さんや、四国医療のスタッフの方ともお話ししないといけなくなるので。自分としては、それらの方々と、どうしたらトラブルがなくなるかという話は結構しているつもりです。
(私)
他のメンバーとのコミュニケーションで気を付けていることはありますか?
(X)
そうですね、立場的には私は配送ということで、洗濯物を運ぶ仕事なんですが、仕事のことで質問を受けた時は、自分が答えられることはできるだけ答えようと考えています。
もちろん、自分の立場でお返事できないときは、それははっきり言いますけど…
(私)
やってて、イライラすることはありますか?
(X)
僕はあまり気にしない性格なんで…、まあ、無いですね。
(私)
私のような社員と話していて、イラっとくることは?
(X)
いや、無いですね。
(私)
Xさんはこのお仕事を何年続けられていますか?
(X)
今年で15年目ですね。
(私)そうですか…。 長いですね。
(私)
ここで、働き出した当初と比べて、周りの雰囲気は変わりましたか?
(X)
そうですね。元々積善会が新しく洗濯物に関わるということになり、その要員として私が採用されたので、最初はなにしろ誰もどうしていいのか分からず、手探りでスタートしたものですから…
そこから言うと、今はかなり落ち着きました。
それに、最初は洗濯物の配送業務だけだったのが、だんだん売店の荷物もいっしょに運ぶようになったりとかで、結構やることは変わってきました。
(私)
それは、Xさんにとっては良いことですか?
(X)
それはもちろん良かったですね。お金の面でも、業務時間が増えて助かっているし、仕事も変化ができて面白いですね。
(私)
この会社働いて良かったこと、悪かったことはありますか?
(X)
良かったことは、私が以前いた会社が結構ブラックだったんですね。
それで数字に追われる毎日だったんですよ。結局その会社は、倒産しました。
それで、最終的には倒産前に辞めて、そのとき思ったのが、「人のためになりたい」という事でした。
ここにきて、洗濯物の配送という事で、人の役に立っていると思える仕事に出会えて、良かったと思っています。それと、この会社の人がいい人で、いい人達に巡り合えたなと思っています。
(私)
悪かったことは何かありますか?
(X)
1人の時はそれほど思わなかったんですが、結婚してもう少し給与が上がればいいなと思います。(笑)それと有給ですかね。
今なかなか休みづらい状況なので…、まあ自分は休みたいとはあまり思わないので、それほどではないですが…
(私)それ、私の課題ですね。
(私)
そもそもここで働くことになった理由は何ですか?
(X)
それは単純です。前の会社辞めて、高知に戻ってきて職安へ行ったんです。それで、たまたまこの会社の求人を見つけて、応募したらすぐに採用になったので、働き始めてそのままです。
(私)
それはいくつくらいの時の話ですか?
(X)
26くらいの時です。
(私)
配達の仕事で、「こりゃ大変だわ」と思う事はありますか?
(X)
やっぱり雨の日ですかね。洗濯物なので、濡らしちゃいけないので、特に不意に雨が降る日は対応が少し大変ですね。配達先に屋根のない所もありますし。だから、天気予報は気にしてます。
(私)
始めたころはどうでしたか?
(X)
イヤー正直な話、10年以上前のことなので、あったかもしれないんですが、もう忘れちゃいましたね。
でも今考えると、最初は会社も自分も手探りで始めた仕事なので、どうするのか苦労はしましたね。例えば、連休明けの時はどうするとか…
(私)
なるほど。
(私)
これからここでどういう風に働いていきたいですか?
(X)
もちろん、できればずっとここで働きたいですけど。やはり、金銭面で考えることはありますね。
(私)
ぜひここでずっと働いてください(笑)
(私)
最後の質問ですが、会社に言いたいことは言えてますか?
(X)
ええ、それは言えていると思います。もちろん、意見が食い違うことはありますが。自分の言うべきことはきっちり言っているつもりです。
(私)
そうですか… それは良かったです。(笑)
今日はありがとうございました。